ハワイウェディングの魅力

11月 18
ハワイウェディング

Lanikai Wedding 創業者であるYukioが社外からのインタビューを受ける機会がありましたので、その内容をこちらのブログでご紹介します。ウェディングプランナーとして働き始めたきっかけ、ハワイ・オアフ島でのウェディングの魅力、Lanikai Weddingが顧客に喜ばれている理由について赤裸々に語っています。

Q:お2人はなぜ、このハワイアンウェディングの仕事を始められたのですか?

実は、ウェディングを始める前、1980年頃からテレビ業界のコーディネーターをしていたんです。テレビ業界の撮影がハワイであれば、私がサポートをするという感じでしたね。そういった経験から、すでに各業界のプロフェッショナルをまとめていくノウハウができ上がっていました。例えば、テレビ業界で必ず必要となるカメラマンやメイクさん、そして車の手配なども含めて、ウェディングに応用しやすい点が多く、もうすでに、チームが出来上がっていました。

そして、ウェディングを始めたきっかけは2011年頃です。私の甥っ子がウェディング業界で働いて、ハワイでウェディングビジネスを展開したいという要望があり、私たちがサポートする形でスタートしました。その後、2012年に日本のウェディング会社からもオファーがあり、お客様がハワイで挙式を希望しているという相談を受けました。最終的に、その会社からの依頼を引き継ぐような流れで、私たちのウェディング会社を正式に立ち上げようと決意して現在のLanikai Weddingに至ります。

Q:ハワイには、オアフ島以外にもたくさんの島がありますが、なぜオワフ島を選ばれたのですか?

ハワイ・オアフ島

オアフ島を選んだ一番の理由は、やはり「利便性」です。すべての点において、お客様にご満足いただけるメリットが多い環境だと考えています。邸宅ウェディングや、フォトツアーなど、多様なニーズをお持ちのお客様にとって、オアフ島には多くの選択肢が揃っています。そういった総合的な判断から、このオアフ島を拠点にしようと考えました。我々の周りには、以前から付き合いのある腕のいいスタッフも揃っています。単純に場所の美しさというビジュアル面だけではなく、そういったソフト面も含めて、ご満足いただけるポイントが多いと判断しました。実際、アクセスもしやすいですし、ウェディングには非常に便利です。

ごく稀に、オアフ島ではなく、マウイ島やハワイ島へのこだわりをお持ちのお客様がいらっしゃいます。そのような場合でも、もちろん対応することもできますが、そこまでのメリットがないという事を敢えてお伝えするようにしています。大掛かりな招待客の移動も含めて、島を跨ぐ移動は思っている以上にハードです。そして、我々のチームの良さを最大限に活かすという事を重視し、オアフ島でのウェディングを一番にオススメしています。

Q:他にもオアフ島には、さまざまなアクティビティが揃っていると思いますが、どのようなものがオススメですか?

お客様のニーズも様々ですから一概には言えませんが、特に日本人観光客の方にとっては、やはりショッピングではないでしょうか。ワイキキとアロアナでのショッピングを楽しまれる方が多いようですね。

Q:ちなみにオアフ島の中で、一番オススメのウェディングスポットはどこですか?

ラニカイビーチ

もちろん一番はラニカイビーチです。日本人の場合、一般的に好まれる挙式のスタイルは、綺麗でとっても豪華なチャペルを希望される場合がほとんどだと思いますが、我々のお客様はハワイまでわざわざいらっしゃる訳ですから、やはり最高のビーチウェディングを実現させたいという方ばかりです。

ちなみに、特にアメリカ人のお客様の場合、まだ一度もホテルや綺麗なチャペルウェディングを希望された事は有りません。アメリカ本土から、つまり東から西へいらっしゃる方が急激に増えて、それがはっきりわかったんです。

ただ、アメリカ人の方の中には、定番のワイキキビーチやカウアイビーチを希望されるパターンも多いですね。この辺りが人気のエリアだということは、もちろん我々も知っていますが、さっきもお話しした通り、我々がオアフ島で一番オススメする最高のエリアだと考えているのは、やはりラニカイビーチです。弊社スタッフがサポートしやすく、最高のウェディングを演出できる場所だと自信を持っています。そして、あまり知られていませんが、数あるハワイ諸島のビーチの中でも、本当に最も綺麗なエリアです。水が透き通っていて、もちろん砂浜も綺麗です。海の近くに、ちょうど2つの島並んでいるので、感動的な雰囲気を演出することができます。その景色は、どこにも負けないと思っています。

Q:人気のビーチウェディングについて、日本人の方に対して、ユキオさんからお伝えしたいことはありますか?

ビーチウェディング

特に日本人の方には、ラニカイビーチやカイルアビーチがどんな風にビーチウェディングに適した場所かという点についてお伝えしたいです。ラニカイやカイルアは、観光客の多いワイキキと比較して考えたときに、大袈裟ではなきっと「別世界」のように感じていただけると思います。

まず、大きな理由として、ラニカイやカイルアは非常に人が少ないんですよ。定番のワイキキ周辺では、観光にはいいと思うんですが、人気エリアなので、その分観光客の数も多くなります。日本人以外にも中国や韓国からの観光客など、アジア圏の方が非常に多いんです。そうなるとどうしても、プライベートな雰囲気がなくなってしまいますから、観光スポットでのウェディングは、特に場所選びが重要になってきますね。

私たちは、ビーチウェディングとは言っても、やはり特別な雰囲気を大切に考えていますから、そういった人の多い場所は避けるように配慮しています。あくまでも、「別世界」という演出を大切にしたいと考えているんです。とは言え、ここ10年の間にも日本人観光客が急激に増えていますから、一般的には、カイルアやラニカイ周辺も観光客が多いエリアだと認知されているんじゃないでしょうか。ですが私たちは、必ず人が少ない場所を選んでビーチウェディングを行っています。

長年ラニカイ・カイルアのエリアに住んでいますので、しっかりとした土地勘があり、その点は強みだと考えています。やはり、そこにもこの土地ならではの特別なルールみたいなものがあるので、宗教上の決まりだったり、住んでいないと分からない事も多いと思います。
やはり海外ですから、ローカルの情報が大切であり、そこはこの場所に暮らしていたからこそ分かる大きな強みですね。私たちは、この場所に住んでもうかれこれ30年以上になります。この辺一帯には、約400軒ほどの家がありますが、ほとんどの方が顔なじみです。オアフ島にあるカントリークラブのメンバー約600名の方とも、ほとんどの方が知り合いですから、皆さん私たち夫婦のことを、よく知ってくれていますし、とても良くしてもらっていると思います。

Q:次に、教会での挙式ついては、どのようにお考えですか?

教会ウェディング

やはり定番の教会ウェディングを希望される方は、一定数いらっしゃいます。そういった方のために、あらかじめ当社で教会を厳選してご提案するようにしています。こちらでは、ご希望に沿ってそつなく執り行う事が可能です。

ただ、私たちの考えでは、教会でのウェディングは、若干物足りなさを感じる部分があります。我々のポテンシャルを最大限に発揮できるのは、やはりビーチウェディングだと考えており、お客様にもそのようにご説明しています。その理由はシンプルで、やはりハワイの大きな魅力は、海や大自然の美しさだと考えているからです。あくまでも個人的な意見ですが、せっかくハワイへ来たのであれば、ダイナミックな自然の環境の中で、感動的なウェディングを体験していただきたいと思っています。やはり、私たちがビーチウェディングで提供できることと、教会での挙式で提供できることを比べたときに、どうしても教会だとレベルが半減してしまうのではないかなと。

Q:邸宅ウェディング(ハウスウェディング)についてもお伺いできますか?

邸宅ウェディング

邸宅ウェディングは、毎回ご好評いただいております。私たちも、お客様が喜ばれる姿を見て、さらに今後も力を入れていきたいプランだと捉えています。現在契約している邸宅のオーナーさんも、さまざまなオーダーに柔軟に対応してくれる理解のある方なので、多様化するニーズに合わせやすく、プライベートな空間でゆっくりとした時間をお過ごしいただけると思います。

例えば、周辺に建物がないこともあり、最近ではドローンを使ったりなんかも人気です。隠れ家的な雰囲気があり、より特別なウェディングを演出できますよ。

Q:満足度が高いということは、今後さらにニーズが大きくなるんじゃないですか?

そうなんです。非常に反響が大きくて、今後はさらにキャパを増やせるように、デッキをもっと拡大しようといった話しも出ています。現在のキャパは25名ほどで、これは日本人のお客様にとって丁度いいサイズなんですが、アメリカ人の場合だと、50名ほどのキャパを希望されることも多いので、そのような場合には、残念ながら希望に添えないこともあって、検討している段階です。

そういった背景が有り、おそらく、今後もさらに需要は増えていくだろうと想定しています。それだけ、やはり人気のあるプランですね。

Q:各分野のスペシャリスト(写真家・シェフ・メイクアップアーティスト)の方とのネットワークについても教えてもらえますか?

スペシャリスト

私たちが契約しているスペシャリストの方たちは、業界でも評価の高いスタッフばかりです。すでに10年以上の長い付き合いがあり、お互いにビジネスライクな付き合いを通り越して、非常に強い信頼関係が出来上がっています。もちろん彼らは、確かな技術を持っていますから、業界でも特に忙しいメンバーばかりなんですが、それでも私たちの仕事を確実に優先させて動いてくれます。それがやはり弊社の最大の強みだと感じますね。私たちも、彼らを心から信頼していますし、全て安心して任せることができます。

お客様からいただく感想では、「カメラマンが一生懸命だった」とか「みんなが楽しい雰囲気を作ってくれた」など、スタッフに対する感想が本当に多いんです。各分野のスペシャリストであると共に、阿吽の呼吸でコミュニケーションを取れるチームメイトとして安定しているので、現在のような中身の濃いサポートができています。

Q:無事にウェディングを終えられたお客様は、どのような反応をされますか?

妻(ジャネット)は、いつもお客様に対してまるで自分の家族や子ども同然という気持ちで対応しています。私たちの仕事は、一生に一度きりの大切な一日をサポートする仕事ですから、常に100%では足りないという意識を持っています。確実に120%は出し切るというくらいの気持ちで挑んでいます。

私たちのそういった気持ちは、自然とお客様へ伝わっていくようで、皆さん安心して任せてくださいます。敢えて公表していませんが、後日多くのお客様が、感謝でいっぱいのメッセージを送ってくださいます。それらを読んで、やはりちゃんと伝わっていると確信し、嬉しく思っています。

Q:それは凄いですね。具体的にはどんな工夫をされているんですか?

フラワー

例えば、一つ一つのアイテムに関しても本物にこだわって仕入れています。意外なところで言うと、挙式のデコレーションに欠かせない「花」なんかもその一つです。残念なことに、多くの会社が、ご予約当日に合わせて新鮮な花を用意できないという現状があります。主役が歩く花道でさえも、造花で対応する会社が多い訳ですから、業界の現状を理解していただけるかと思います。もちろん私たちは、全て生花(99.9%)を使用しています。ローズペタルも、前日に解体したばかりのフレッシュな花にこだわっています。

これは、むしろ当たり前のようにも感じてしまいますが、残念な事に、他の会社では実現できない場合も多いと聞いています。あくまでも、これは一つの例ですが、それ以外にもできる限りの努力は、惜しみなくやっているつもりです。

Q:海外での挙式では、現地スタッフとのやりとりを不安に感じる方も多いと思いますが、言語面ではどのように対応されていますか?日本語が必要な場面や、お客様対応で言葉が通じずに戸惑ったりするシーンなどはありましたか?

私たちは、必要に応じて、日本語対応できるスタッフの配置をしっかりと考えています。例えば、アメリカ人と日本人の国際カップルの場合には、必ず両家の交流の場面において、通訳ができるスタッフが必要になります。このような場合には、当日関わるスタッフ全員が日本語も可能なスタッフで挑みます。

ただ敢えて誤解を恐れずに言うと、私たちは、長年の経験から、日本語対応が必ずしも必要だとは考えていません。日本語能力以上よりも、スタッフの各分野における能力が優れている方がお客様にとってもメリットが大きいわけですから、そちらを優先させるようにしています。そして実際に、スタッフが日本語を話せなくても、全く問題なく意思の疎通ができています。私たちの抱えているスタッフは、しっかりと伝わるまで丁寧に対応しますから、お客様にもちゃんと理解していただけます。また、ウェディングで必要な英語には、日本でほとんど浸透していますから、そこは問題ないと考えていただいて大丈夫です。

多くの場合、お客様は初めて訪れる方ばかりで、不安に感じるシーンも多いかと思いますが、私たちのチームのスタッフは、長年培ってきた経験から、それらを先回りしてお客様のお気持ちを考えるようにしています。そのホスピタリティは、カメラマンやシェフだけではなく、送迎車のドライバーでさえもちゃんと配慮してくれています。彼も日本語は話せませんが、大切なことは伝わるまでしっかりと、丁寧に対応してくれます。その優しさは、言葉以上に伝わるものがあるだろうと思います。肌感覚ですが、お客様の反応やメッセージを見ていればわかります。現地ならではの、そういった体験を、むしろ楽しんで帰る方が多いように感じます。